Number:fm-102

Type:goodyear

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夏は、おしゃれを楽しめない季節だと思われがちです。
Tシャツに短パン、サンダル。
もちろん、それも夏らしい装いです。

でも、もしそれが「暑いから仕方ない」という選択だとしたら、少しもったいない気がします。
夏だからこそ楽しめる装いが、他にもあるからです。

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toronでは、夏でもよく長袖を提案しています。
それは我慢ではなく、理にかなっているからです。

リネンやシアサッカー、ガーゼなど。
強い日差しをやわらげてくれる素材や織りがあります。

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木漏れ日の中で風に揺れるシャツやパンツ。
袖をまくったり、少し胸元を開いたり。
生地と肌の間に風の通り道をつくってあげる。

すると、Tシャツに短パンよりも、少なくとも日中は涼しく感じることがあります。

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そして、足元にも同じ空気をまとっていてほしい。

普通のサンダルでは、服がつくる繊細な空気と息が合わない。
かといって、普通の革靴では足元だけが少し重たく感じます。

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このTストラップは、そのちょうど間に立ってくれる存在です。

クラシカルな気品はそのままに、
大胆に素肌が覗く。

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その絶妙なさじ加減が、toronの夏にはよく似合います。

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僕は2020年から、黒のTストラップを愛用しています。
STYLE IN TORONでも、気がつけば何度も登場してきました。

僕にとって、夏の装いを考えるうえで欠かせない一足になっていました。
だからこそ、ずっと色違いを作る機会を待っていたのです。

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2026SSの展示会では、この革を使った別のモデルが提案されていました。
でも、僕は迷いませんでした。

この革は、Tストラップのためにある。

そう思い、「この革でTストラップを作れませんか」と、formeにお願いしました。

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肌とキャメルの革が自然になじみ、真鍮のバックルが鈍く光る。

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メンズとしてはやや大胆かもしれないT字のデザインも、馬革の野生的な表情が加わることで、少し男性的な香りもしてくる。

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そんな景色が見えたのです。
そして出来上がったのが、この一足です。

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暑い夏。
強い日差しの中にいても、木漏れ日を思い出せるような。
そんな装いがしたいですね。

もちろん、服や靴が季節そのものを変えることはできません。
でも、感じ方は変えられるかもしれません。

風鈴みたいに。

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